「島コーラ」

おはなし・写真/ 水野 暁子

タマリンド食堂の「島コーラ」


タマリンド食堂の「島コーラ」は、新型コロナウイルスの影響でステイホームが続いていた2020年に試行錯誤を重ね、2021年の初めに完成、2月ごろから販売をスタートしました。畑で採れる何種類もの新鮮なオーガニックハーブや生ウコン、生ショウガなどを10種類以上のスパイスと合わせて、西表島産の黒糖で甘みを加えた体にやさしい薬膳的なコーラです。


私が初めて「島コーラ」を飲んだ時の感想は驚きにも似た感動でした。重なりあうスパイスの香りがパッと口の中に広がり、奥行きのある黒糖の甘みがまろやかさを演出していて、今までに飲んだことのある”コーラ”とは一線を画す魅惑的な美味しさでした。



「島」からの贈り物

「島コーラ」をつくるきっかけは、友人への贈り物でした。

永田さんを訪ねて石垣島を訪れる予定だった友人が新型コロナウイルスの影響により来島できなくなってしまい、せめて島産のものから石垣島を感じてほしいと思い、畑で採れた野菜や海で採ったモズクなどと一緒に永田さんが手作りしたシロップや調味料をボトルに詰めて贈りました。荷物を受け取った友人は大喜び、シロップや調味料を絶賛してくれました。この時の”贈る喜び”が、永田さんを「島コーラ」製造へと向かわせる原動力となりました。



畑から製造まで


「島コーラ」の原材料は、ほぼ全て八重山の島々で採れたものです。材料に含まれる10種類以上ものハーブや生ウコンなどは50a(1アールは100平方メートル)ある永田さんの畑で作られたものです。畑の管理から収穫、製造まで全て永田さん1人で行なっています。




「島コーラを作るときは、素材の鮮度を大切にしています。だからその都度作る分だけ収穫します。手間はかかるけれど、その方が美味しい。自分で苗を植え育てた物を収穫し、それに手を加えた物が商品となって誰かに届き、美味しいと言ってもらえるのはとても嬉しいことです。畑の管理は大変ですが、汗を流すのは気持ちがいい。毎日雑草との戦いです」と笑顔で話す永田さん。



「島コーラ」オススメの飲み方


炭酸水や豆乳の他、体調が優れないときには、お湯割りもオススメです。お酒を飲まれる方は、ラムやテキーラといった強めのお酒で割ると「島コーラ」特有のスパイシーな味わいを楽しめます。また、お料理の隠し味にもご使用できます。西表島産の黒糖を使用しているので、お料理に濃くと深みをだしたい時などにもオススメです。

*スパイスがボトルの底に沈殿するので使用前にボトルを上下に軽くふってからお使いください。



自然の恵みに感謝


永田さんが追求した”美味しい” の先には、”体に優しい” がありました。

島のエネルギーがギュッと詰まった「島コーラ」。体に良いものは、心も穏やかに潤してくれます。


「自然の恵みに敬意と感謝をこめて今日も畑へと向かいます」。