南の島からトロピカルなキャンドルを

おはなし・土屋ともみ

写真・編集ファナアーシー




なぜキャンドルを作ろうと思ったのか?


多様化の進む昨今の中、業種のボーダーラインを超え様々なハンドメイド作家さんなどから、色々なキャンドルが毎日生まれています。

TROPさんのまわりでも、ジュエリーショップやコーヒーショップなど

あらゆるお店がキャンドルを製造し販売しているそうです。

そんな中、なぜ、わざわざキャンドルを作ろうと思ったのか取材してきました。


憧れていた花とキャンドルの煌めく想い。



TROP丹治桐子さんのお話はこうでした。「純粋に憧れている海外のトップフローリストのお店には必ずオリジナルのキャンドルがある。」との事。憧れのフローリストに少しでも1センチでも距離を縮めたい、近づきたいという想いがあり、いつかお店を持った時には必ずオリジナルキャンドルを自分も作ると決めていたそうです。今年はTROPがこの店舗になり3周年という事もあり、そういう憧れと煌めきの気持ちがこのキャンドルに込められていると感じました。


作り始めるにあたり再発見できたキャンドルの素材




丹治さんは全く知識もないまま、キャンドルを作りたいという気持ちだけで商品作りに取り組みはじめ、目指しているクオリティーに仕上がるまで何十回も試作を重ねたそうです。失敗する度に、キャンドルアーティストに依頼するという考えもよぎったそうですが、それをせず、製作を進める中で新たな発見を得られたと言います。それは、普段花屋として目にしている植物たちが、全く違う素材としてキャンドルに使われているという事です。ヤシやお米や野菜、イグサなど様々な植物の魅力を再発見できたことは嬉しいことであり、キャンドルを自分自身で作ったからこそ得られた気持ちだったそうです。


なるべく顔の知ってる地元の人のもので作る



さらに製作を進める中で、丹治さんの素材へのこだわりを感じるお話が聞けました。メインになる素材も決まり大事な芯の素材を調べていると、資材屋さんが取り扱っているものはほとんどが外国産のものだったそうです。外国産に疑問を感じる中で、念願のオリジナルキャンドルを納得のいくものに仕上げるためには、芯にもこだわり、地元石垣島の素材を使えないかと考えたそうです。そこで吉田サバニ造船さんに相談したところ、キャンドルの木芯を作って頂ける事を快諾して頂けたそうです。キャンドルは燃焼した時に大気中に気化するものなので、何の木でどんな用途の木なのかわかった上で利用したいと思ったのもオリジナルの木芯を作ろうと思った理由の一つだったそうです。


まだまだ追求中。キャンドルと島の植物の組み合わせ。




こうして少しずつ形が見えてきたTROPのオリジナルキャンドル。

丹治さんは地球の環境やそこに住む人々の身体にも優しい素材を、大好きな石垣島の植物やハーブと組み合わせ、さらに試作を重ねていきます。

ベースには100%のソイ大豆を選び、身近な地域の農家さんが育てた植物やハーブ、スパイスを収穫出来に合わせて製造。豊富な石垣島の素材を活かし、まだまだ新たな組み合わせを追求したキャンドルを作りたいとのこと。

丹治さんから最後に、みなさんへの思いを伺いました。

本当に、少量生産で数に限りがありますが、島にも身体にも優しく、石垣島のトロピカルな空気と煌めきと揺らぎをキャンドルと共に是非お楽しみください。